膝痛~骨盤調整の副産物~
50代以上の方で膝の曲がりが悪い方はとても多いです。
同時に腰痛や、臀部の痛みを訴える方が非常に多くいます。
ご承知の通り、膝は太ももの骨と、
ひざ下の骨とのつなぎ目として存在している関節です。
膝のお皿を直接ぶつけたり、
足組みやぺちゃんこ座りなど、
関節部にねじれの負担が長時間加わる等がない限り
単独で歪む事は考えにくい個所です。
骨盤、股関節周りを調整していくと、重心の変化はもちろんの事、
骨盤全体の傾斜、大腿骨頭の角度が変化していきます。
歪みを調整していくと、筋肉的にはゆるみ、解放される方向へ向かいます。
太もものねじれが変化するので結果として、
膝周辺の拘束も解放される方向になります。
腰痛・膝痛で来院中の60代女性、病院では腰椎すべり症と診断。
同一作業を続けるとまだ腰痛がでる事があるそうですが、
5回でかなり改善されました。
この方、初回の腸骨の調整で膝の痛みがなくなってしまいました。
正座できなかったのが、10分くらいですが、
できるようになり喜んでおられました。
腰痛・肩こり・頭痛・膝痛と、
全身症状で来院されてた70代女性、
この方も腰痛の改善とともに、膝の痛みが緩和されました。
右臀部痛の女性、臀部痛はしぶとく一進一退が続いていますが、
この方も膝の曲がりが良くなってきた事で、
階段の上り下りがとても楽になったそうです。
正座こそ出来ませんが、丸くなりがちだった背中もすっきりされました。
膝痛そのもので来院されても、
なかなか改善に至らない方もいらっしゃいますが、
骨盤調整の副産物として改善される事の多い症状の一つです。